2023年秋冬、Samsung は Galaxy スマートフォン・タブレットにAndroid 14とともに One UI 6 を提供しました。

Galaxy のハイエンド機種では、Samsung DeXというデスクトップ機能が搭載されております。

これを利用すると、あたかもパソコンのような環境がGalaxyデバイスのみで実現できるというもの。

One UI 6での Samsung DeX で Gboard を利用することができましたので、レポートします。

なお私が確認したのは、ドコモの Samsung Galaxy S22 (SC-51C)です。Android 14にアップデート済みのものです。

Galaxyタブレットでは確認しておりません。

Samsung DeX で Gboard を利用する

最初に結論から申し上げます。

One UI 6での Samsung DeX で Gboard を利用することできます。(ただし条件があります。後述)

やり方は次の通り。

 

 

▼ 設定の一般管理から Gboard 設定が確認できます。

▼ 標準キーボードでも Gboard が選ばれています。

以前は、Samsungキーボードが固定表示されておりました。Gboardに変更することは不可能でした。

しかし、現在ではGboardの設定がDeXでも利用できます。

Gboard を利用するための設定（できないときはこちらをチェック）

私自身が試した限りでは、上記の通り、One UI 6でのDeX で Gboard を利用することできたことを確認しました。

ところが、DeXの設定をいじっていると、Samsungキーボードに戻ってしまうことがありました。

あるいは、ディスプレイケーブルを挿入した時から、Samsungキーボードが表示されてしまうことがありました。

▼ Gboardをインストールしているにも関わらず、標準キーボードとしてSamsungキーボードが表示されてしまっている。

テキストエディタで色々書いている途中で、こちらの設定画面の標準キーボードが、GboardからSamsungキーボードに変わってしまったという事象も遭遇しました。

その場合の解決方法です。「オンスクリーンキーボードの位置」をチェックなさってください。

▼ Samsung DeXの設定からキーボードで、「オンスクリーンキーボードの位置」で「テレビ/モニター」が選ばれている

この場合、Samsungキーボードが優先されるようになってしまうようです。

Gboardを利用していても、しばらくするとどこかのタイミングでSamsungキーボードに変わってしまいます。

これではよろしくないのです。

解決するためには、こちらの設定をしてください。

▼ 「オンスクリーンキーボードの位置」で「端末」を選ぶ

この状態で、一旦Galaxy スマートフォンからケーブルを抜き、再度刺して見てください。

（Galaxy スマートフォンでは当然Gboardを設定している前提です）

すると、DeX で Gboard を利用できるはずです。変換候補は、スマートフォン側で表示されますが、マシです。

 

 

最後に

以上、Samsung DeX で Gboard を利用する方法をお伝えしました。

One UI 6にアップデートした Galaxy S22 では、Samsung DeX で Gboard を使って日本語が打てます。

▼ DeXでGboardを使うと日本語変換が賢いです。

Samsungキーボードは、DeX環境下では日本語入力がいまひとつと言わざるを得ません。

しかし、Gboardがあれば日本語をサクサク入力できます。Wordでブログ記事を書いたり、LINEアプリでメッセージをやり取りしたりできます。

ただし、Gboardを日本語入力ソフトとして選ぶための動作は若干怪しいです。「オンスクリーンキーボードの位置」を変更できないという厄介さは残っています。

「Samsung DeX で 完璧にGboardが使える。パソコンいらずである 」とまでは申しません。

しかし、以前よりはずいぶん楽にGboardを設定をすることができます。理屈を知れば、トラブルシュートも楽です。

Galaxyスマホの魅力は DeX + Gboard で飛躍的に向上します。

ぜひ一度、Samsung DeX で Gboard を利用なさってくださいね。