motorola edge 50s proをじっくり1ヶ月使ってみた
モトローラのスマートフォン「motorola edge 50s pro」を買って1ヶ月経ちました。
この1ヶ月間、じっくりとこのスマホを触ってきたつもりです。
何度も試して、アプリ入れて、設定を変えて、初期化したり、Linuxまで入れてみたり…とにかく色々なことをやってきました。
正直、こんなに熱心にスマホと向き合ったのは久しぶりかもしれません。それぐらいいじりがいのあるスマホなんです。
で、1ヶ月経ってこのスマホedge 50s proをどう評価するか。メインスマホとして使えるのか、どんな可能性があるのか。その辺りをちょっと考えてみました。
評価できる点
まず評価できる点から話していきましょう。
edge 50s proは、ミッドレンジのスマホとしてはかなり良いモデルだと思います。
画面が大きくて綺麗、動きもスムーズ、それに高速充電にも対応してて、魅力的ですね。
素晴らしいディスプレイ
ディスプレイ、これがほんとによくできてます。
6.7インチの有機ELで、144Hzのリフレッシュレート。スクロールがめちゃくちゃなめらかなんです。
普段使いでこの滑らかさは、やっぱり気持ちいい。
SNSをダラダラ見てるときとか、ウェブサイトを読んでるときとか、この滑らかさは本当に快適っす。
また映像も綺麗です。コントラストも良くて、動画見てて楽しい。
YouTubeとかNetflixとか見てると、ついつい見入っちゃいますね。この価格帯のスマホの品質とは思えないぐらい。
スムーズな操作感
操作のスムーズさも良いですよ。
Snapdragon 7 Gen 3搭載で、スコア的にはGalaxy S21とS22の中間くらい。ミッドレンジとしては十分です。
メール、ブラウザ、メッセージアプリとか、日常的な操作は快適。アプリの切り替えもスムーズだし、複数のアプリを同時に開いても特に問題ない感じ。
内蔵メモリは8GB。2025年のミッドレンジとしては、これで十分かな。
もちろん、もっと多ければ良いに越したことはないですけど、普通に使う分には全然問題ないです。
高速充電の便利さ
高速充電も注目ポイント。125Wの急速充電で、20分くらいで0%からフル充電。
これはすごく便利です。忙しい現代人には、間違いなく重宝する機能ですね。
朝起きて「あ、充電忘れた!」ってときでも、edge 50s proをちょっと電源コードにさしている間に充電できちゃう。ストレスが減りますよ。
また他社の60W充電対応の充電器でも速いです。
私は家には125Wの充電器を、仕事場には60Wの充電器を設置しているんですよ。両方とも十分速い。
洗練されたデザイン
edge 50s proはデザインも良いです。薄くて軽くて持ちやすい。
昔のGalaxyのエッジシリーズを思い出させるデザイン、個人的には好きです。そもそもGalaxyが好きだったのです。
エッジ、最初は慣れないかもしれないけど、慣れれば結構いい感じですよ。ポケットに入れても邪魔にならないし、手に馴染む感じがいいですね。
なおケースを付けたらエッジ問題は解消します。あまりネガにとらえてほしくないです。
メインスマホとしての課題
さて、ここまで良いことばかり書いてきましたが、edge 50s proがメインスマホとして使えるか?
ここが難しいところ。正直、ちょっと微妙な部分もあります。そのあたりを忌憚なく書いていきますね。
カメラは昼間なら問題ないんですが、夜間はちょっと厳しい。カメラアプリの起動も、なぜか遅いことがある。他社のスマホと比べると、やっぱりカメラ性能で劣る部分はある。
「Instagram映え」を求める人には、ちょっと物足りないかもしれません。
ゲームはまあまあかな。カジュアルゲームなら全然問題ないんですが、ハイエンドのゲームだと、ちょっと力不足感じる。
グラフィックが重いゲームだと、フレームレートが落ちることもある。ゲーム好きの人はちょっと注意が必要かもです。
安定性はちょっと気になります。特にedge 50s proがAndroid 15にアップデートしてから、フリーズが目立つ気がする。
長時間使ってるとフリーズするかもしれない。再起動することもある。おま環かもなので、あまりはっきり言えないけれども。
ソフトバンクにはedge 50s proに早くアップデートを出してほしいです。仕事で使ってるときにフリーズされると、一瞬当惑します。
なお決済関係についても言及したいです。キャッシュレス社会になってきてるし、ここは重要なポイントかもしれません。
Apple Payと比べるとAndroid Pay、ちょっと遅れてる感じがします。Apple IDに紐づいているApple Payはやはりよくできています。Android Payは私は感心しません。
edge 50s pro自体の機能ではないけれど。このあたりもメインスマホとして使えるかどうかの見極めになります。
edge 50s proのSmart Connectが全てを持っていった
ここからが本題。ここまで色々書いてきましたが、実はedge 50s proの真の魅力は別のところにあるんです。
それはSmart Connectのモバイルデスクトップ機能。本当にすごいんです。
外部ディスプレイやキーボード、マウスと連携して、まるでPCやChromebookみたいに使える。日本語環境も快適だし、サムスンDeXを超える完成度。最初に使ったとき驚きました。やっとこれがつかえるかと。
ビジネスユーザーや学生さんにはすごく魅力的じゃないかな。プレゼン資料作ったり、書類編集したり、メール書いたり。PCと似たような作業ができちゃう。
ディスプレイを使えば大画面で作業できるし、生産性アップです。出張先でノートPCを開かなくても、ホテルのテレビにつないで作業できちゃう。これ、結構革命的だと思います。
サムスンDeXは日本語人にはけっきょくハイプでしたね。
新しいスマホの使い方の提案
だから、「メインスマホとして使えるか」って視点じゃなくて、「PCライクに使えるスマホ」として見ると、edge 50s proはかなりいいんです。
特にSmart Connect機能を重視するなら、他に選択肢がないくらい。正直、この機能があるだけで、他のデメリットは許せちゃう感じ。言い過ぎかなー。でもそれぐらい衝撃的だったんです。
価格を考えても性能はもりもりだし。ビジネスツールとしても有効。私みたいなビジネスマン、あるいはデジモノ好きの学生さんにとって、これ1台があれば結構いけるんじゃないかな。
「メインスマホとして使ってほしい」とは私はいわないです。ただ、とにかく(どちらかというとPCよりの)ギークなスマホ好きにedge 50s proを使って欲しい。
「ノートPCでいいじゃん」とか無粋なこと言わないでくださいね。私はMacBook Airを普段から持ち歩いていますが、家においておきたいんですよ。
結論:従来のスマホの枠を超えた可能性がedge 50s proにはある
結論、edge 50s proは、従来のスマホの枠を超えた可能性を持っています。
1ヶ月使って、そう感じました。
完璧じゃないけど、新しい使い方を提案してくれる。そんなスマホです。モトローラとLenovoが新しい未来を提示しつつあります。
edge 50s proはカメラやゲーム性能で物足りない部分はあるけど、Smart Connect機能を使いこなせば、それ以上の価値がある。これからの(ある種の)スマホの在り方を示してくれてる気がします。
正直、最初は「ミッドレンジにしてはコスパいいじゃん」って思ってたんです。
しかし、使えば使うほど「おっ、これコスパがいいどころじゃないよ」「いやいや、edge 50s proがないとだめでしょ!」って思うようになりました。
特に外出先で大型ディスプレイがある環境でちょっとした作業をするとき、edge 50s proは本当に便利。(シェアオフィスなどを想定しています)
もちろん、人によってスマホ求めるものは違うと思います。写真にこだわりたい人や、ハイエンドゲームを楽しみたい人には、物足りないかもしれません。そういう人はiPhoneやGalaxy、Xiaomiを買ってください。
でも仕事や学習で活用したい人、新しいスマホの使い方を探してる人には、edge 50s proはかなりおすすめできる1台だと思います。
また中価格帯のスマホとしてコスパはいいです。
1ヶ月使ってみて、edge 50s proは「スマホ」という枠を超えた、新しいデバイスの可能性を感じさせてくれました。
完璧じゃないけど、これからのモバイルデバイスの方向性を示してくれている。そんな印象です。私はモトローラとLenovoの今後の動きに注目しています。
みなさんも、機会があればぜひedge 50s proを試してみてください。